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2015年7月20日月曜日

桃鉄とは人生也






桃太郎鉄道をご存知だろうか?

日本のおとぎ話とモノポリーと人生ゲーム的なものを色々混ぜて出来上がったゲームが桃太郎鉄道(略して桃鉄)。

ふとこの間、旦那と旅行に行った時に泊まった宿にあり、軽い気持ちでやってみたのがこの物語のはじまり。

かく言う私は桃鉄を人生で一度もプレイした事が無い。
(友達いないとか言わないそこ)

なので、「サイコロまわしてコマを進めるゲーム」「貧乏神がいる」位にしか印象になかったのである。

そのときプレイした桃鉄はこのシリーズ。



20年に設定し、旅をスタート。
旦那に解説をしてもらいつつ旅を進める。

順調に物件を買うもののノーマルボンビーに物件を売られたり、ハリケーンボンビーに物件を吹っ飛ばされたりキングボンビーに1兆円捨てられる等、散々な結果となった。

ハマりにハマり。
旅行に来ていたはずがほとんど桃鉄に夜を費やしてもなお未消化だったので結局買う事になった。

99年に設定し、本格的にスタート。

丁度3連休の初めだったので、金曜の夜から初めて仮眠を取りながらぶっ続けで我ら夫婦はプレイし続けた。

そこで事件は起きた。

日曜日の昼過ぎ、丁度50年を過ぎた位の頃か。
私はプラスとマイナスをまだ彷徨い続け、旦那は徐々に収益を上げていき全資産1兆円を超える様になっていた。

形成もかなり不利にになり、 私の中でイライラはMAXになっていた。

COMが「一頭地抜くカード」を手に入れそれを使い始めたのである。

その時点で一番現金を持っていたのは旦那。
確か、1兆円前後の額だったはず。

COMが一気に大金持ちになり場に不穏な空気が流れる。

そこで旦那が「カスタマイズカード」を買って、「ベビキュラー」ゲットして奴のお金吸えば?

と助言し、私は東北地方へコマを進める。

しかし、そこで別のCOMがゴールし、私にビンボー神がついた……

もたもたしている間に、大金持ちになったCOMが物件を買いあさりお金が一気に減る減る……

ついに私はぶち切れる。
「リセットして!お願い!」とまで言い始める。

(今思うと大分子供染みた事を言ったなと思ったがその頃は真剣だったのだ…)


旦那がリセットをする。

その後、結局COMは「一頭地を抜くカード」をゲットせずゲームは流れた。
リセットをした幻の期間、旦那はかなり好調にプレイをしていた。

それが水の泡になったのでかなり嘆いていた。

かく言う私は、なぜあんな事を言ってしまったのかという後悔と悔しさとが入り交じりなんだかよく分からない気持ちになっていた。

それを見かねた旦那がセーブし、テレビをつけ始めた。

お互い微妙な空気が流れる。


あの後桃鉄について色々調べた。

地道にコツコツやっていたら結果が出るゲーム。
先人達の多くがそう語っていた。

私は深く反省し地道に貧乏神を避け、スリの銀次を回避し、マイナスコマへ止まらない様に頑張ろうと決意した。

「あれ、桃鉄諦めたんじゃないの?」
「諦めてない。これからが勝負だ!」

そう言って私達の戦いは始まったのであったーーー




茶木



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