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2016年12月12日月曜日

母乳育児という仁義なき戦い



子供を産んだ母親ならば誰しも悩むのが母乳。
私は自分の母が母乳が出ず、粉ミルクで私を育てたと言う話を散々聞いていました。

そのため、それほど完全母乳こだわりはありませんでした。
コストが安く済むし、何より母乳は痩せるという話を聞き無理しない程度に母乳が出ればもうけもん。
そんな軽い気持ちでいました。

戦いは入院2日目から始まりました。
私が産んだ産院は母乳育児をとてつもなく推奨しているところで、
出れば完全母乳、無理なら混合。
と、最初に希望を言ったにも関わらず容赦ないスパルタ母乳訓練がスタートしました。

産んだ直後に母乳が出る事はほぼ無く(例外はいるみたいだが)
私も最初から出ないタイプに所属しており、自分で絞ってみても何も出ませんでした。

出ないけど赤ちゃんに吸わせる事により母乳が徐々に分泌され、大体退院後あたりからまともに出始めると助産師さんから言われました。
しかし出ないものは出ず、赤ちゃんは空腹で泣きます。
そして、とにかくくわえさせます。
産まれたばかりの赤ちゃんは飲むのがへたくそなので乳首を深くくわえられず、
乳首が真っ赤にはれ今にも血がにじみそうな状態になります。
まだ会陰切開の痛みも引いていない、疲労も回復していない状態でこれはとても辛い…
スパルタ助産師さんはもったいないと言いミルクの追加を許してくれません。

母子同室かつ、ケチって6人部屋を選んだので我が子が泣く度に周りが気になり
共同の授乳室へ行くと言うシャトルランをひたすら繰り返しておりました。

入院3日目の夜4時頃。
意識朦朧とした私を見てようやくミルクの追加を許してくれました。

これで、ようやく寝れる。
と思いきや、その12時間後、担当の助産師が変わり「もったいないのでもうちょっと母乳で頑張ってみましょうか」の一言で地獄へ突き落とされましたとさ。

でもそのおかげで1ヶ月もしたら母乳がバンバン出るようになってコスパ良いし痩せるしの恩恵を受けましたがね〜





茶木

2016年11月1日火曜日

生まれました その②〜破水、出産〜






生まれました その①〜前駆陣痛、陣痛〜 の続きです。


「まだ生まれないけど内診とかこの部屋で行えない処置をすぐ出来る様に、分娩室に移動して下さい」

一瞬もう生まれるのかと思って期待したが"まだ"の言葉に再度絶望的になる。
陣痛の痛みはもはや今まで経験した事の無いものに達していた。

右股の付け根に石灰が出来たときも人生で初めて経験する激痛だったので、この痛みとどっちが勝るのか比べてみようとのんきな事を思っていた。
何と言うか、痛みのジャンルが違う。

担当のお医者さんが膣に指を突っ込みぐりぐりと内診をする。

「子宮口7センチ……いや、全開ですね」

その言葉に場がざわつく。

「旦那さん間に合うかしら。ここで電話して良いから急ぐ様に伝えて」

私は携帯電話を取り旦那に電話をする。

「は、早く……」
「分かった」
「でも、気をつけてね」
「おう」

決死の思いで短いやり取りを終えると一気に便意が襲って来た。

「う、うんこでるーーーー…………」
「それがいきむ感覚ですー」

はずかしげも無く言った言葉に冷静に返すお医者さん。
女医さんで本当に良かった。
そう、生まれる感覚とはまさに便意。

「陣痛来た時にもういきんでいいですよー」

その助産師さんの言葉を聞いてよしきたと言わんばかりに私はいきみ始める。

「もう生まれるね……旦那さん間に合うかしら。もうすぐ着くって?」

私は言葉を出せず首を横に振った。
正直もう立会いは諦めていた。
タクシーで来てと伝えていたのに道路が混むかもという理由で電車を使った旦那。
その時点であと20分位はかかる。
多分もう無理と私は確信した。
だって、容赦なく陣痛の波がやって来ていきまないと苦しいから……

何回目のいきみだったか分からないが、突然ぷちっと音が鳴り勢い良く股から何かが弾けとんだ。
”何か”が助産師さんの顔にかかり、その奥2、3メートル先にあるブラインドと窓へ飛んでいった。

また部屋がざわついた。
助産師さんとお医者さんの話からどうやら私は破水したらしく、羊水をぶちまけてしまったらしい。
仕事とは言え他人の羊水が顔にかかるなんて嫌だろうに…
本当ごめんなさいと思いつつ必死な私。

破水したらいよいよもうすぐ赤ちゃんとのご対面だ。
陣痛の波が来たら息を思い切り吸い込み、止め、両サイドにあるバーを思い切り引っ張り踏ん張る。
その繰り返しをしていると「間に合ったー」との声。

横目で見ると全身びしょ濡れの旦那が。
どうやら台風の雨風がすごく途中で傘が壊れたらしい。
助産師さんからタオルを貰ってふき、私のサポートに回った。

お願い通りペットボトル用の長めのストローを持って来てもらい陣痛の合間に飲み物を飲める様になった。
ありがたい……
入院セットに名がストロー必須の意味がよく分かった。
さらに、いきむときに上半身を少しあげるのだが枕と一緒に頭を上げるサポートもしてもらった。
これも結構ありがたい。

陣痛の波が来る度に息を思い切り吸い込み止め、踏ん張る。 もう思い残す事は無いあとは出すだけだと言わんばかりに。
しかし、中々出てこないベビちゃん。
何回目かのいきみの時、女医さんが医療用はさみを取り出し躊躇なくばっさり私のアソコを切っているのが見えた。
懸念していた会陰切開をされてしまった。
心の中で「あーっ…やっちゃったー…」と呟いたけど時すでに遅し。
お風呂の中で毎日やっていた会陰マッサージの成果なんてまるきり感じられなかった。
でも、聞いていた通り陣痛の痛みに負けて切った痛みはさほど無かった。
麻酔針で患部を鈍らせたからだろうか。正直麻酔打った時の方が痛かった。

いきみのタイミングと同時に赤ちゃんの出口を思い切り助産師さんと手でこじ開けられる。
中々出てこない我が子。
頭の途中までは出ているのにそこから先が進まない。
中途半端に出て私の息が続かないからまた中に戻される。
その繰り返しが続き私も早く終わらせたくてたまらず、いきみの強さをMaxにした。

「でてきたでてきた、いきみ止めてください」

ようやく頭が出たらしくそのままいきんでしまうと赤ちゃんの首が絞まっちゃうから力を抜く様指示が出た。
ずるずると股の間から何かが出て来るのが見えた。
旦那が思わず見に行き「男の子だ!」と性別をカンニングし、助産師さんに怒られていた。

「やっと終わった、やっと終わった……」

今までの妊娠期間を走馬灯の様に思い返し呟いた。
助産師さんが生まれたばかりの我が子を自分の胸に乗っけてくれた。
まず驚いたのが、爪がしっかりあるということ。
なぜそこなのかと今思えば突っ込みどころ満載なのだが一番びっくりしたのだ。

生まれたばかりの我が子を撫でながら「頑張ったねー」と声を掛ける。
しかし、ここからが本当の地獄だった。

息子は身長体重等の測定のため旦那とともにとなりの部屋へ連れて行かれ、私は会陰切開した傷の縫合が始まった。

ここから生々しい&痛い話なので苦手な方はお戻り下さい。











膣の入り口からお尻の穴にかけてカットされた箇所にまず麻酔針が刺さる。
そこから針を何回も何回もさされ、麻酔が効いているはずなのに全くその気配はなくさされる度に「痛い、痛い」と叫び続けました。
しかし、縫合師の方は「もうちょっと、これが最後です」と刺す度に言うのだけど全く終わる気配はなく結局40分間処置は続き終わった時に、私は放心状態でした。
さらに、おしっこが溜まっていて子宮収縮のためには出さなきゃならないのに出産後にトイレへ行くのは貧血で倒れる可能性があるからと出してもらうことに。
膀胱へ直接管を入れて尿を出すのですがそれがまた痛い。
絶対将来下の世話をされたくないと思いました。

お昼ご飯を食いっ逸れていたので旦那にケーキを買って来てもらい病院食と一緒に食べました。
旦那曰く、出血量が半端なかったらしい。
確かに体を動かせない位からだがくらくらしていて、病室に戻るのも車いすを使いました。
この産院は生んだ次の日から母子同室なので、その日はゆっくり休む事に。
私は早速友達や会社の同僚等に報告し、「おめでとう」という嬉しい言葉とともにベッドに横になりました。
しかし、会陰の痛みが強く中々寝付けなかった……

以上、2回にわたり綴った出産記録でした。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。(いや、ほんとまじで。

この後の病室で起きた事、育児の事等まだまだ書きたい事は沢山ありますがそれは追々まとめて書いていきたいと思います。





茶木


2016年10月1日土曜日

生まれました その①〜前駆陣痛、陣痛〜


「子宮口までまだまだ遠いですね。歩いて下さい」
「はい、分かりました」

妊娠10ヶ月目、予定日2週間前。この時期は正産期と言われ、いつ生まれてもOKという時期。
私は妊婦検診に行き、内診といういわゆる膣に手を突っ込まれて子宮までの距離をはかる診察を受け、こう言われた。

この二日前、ディズニーランドで8時間ポケモンを捕まえまくっていたのにまだ足りないのかと驚いた。
うちの子はどうやらもっとお腹の中にいたいみたい。
旦那にその話をしたらじゃあ今週末はワンリキーとディグダの巣を回ろうということになった。

その週末、台風が近づいて天気が不安定な中、私達は昼過ぎにまずワンリキーの巣へと向かった。
そこで4時間粘ってようやくカイリキーに進化するまでにいたると、電車を乗り継いでお次はディグダの巣へ。
更に2時間、ポケモンを追い求めダグドリオにするまで集めるとようやく帰宅。
もう疲れすぎて満身創痍だった。
あの最後のミニリュウ出現ポイントへ歩きまくったのが相当応えたみたい。

お風呂に入り、寝る準備をするとお腹に異変が……
生理痛を2割減した様な痛みが時間を置いて押し寄せて来る。
ちなみに私の生理痛はリンクルアイビーという痛み止めが無いともだえ死ぬレベルのもの。



もしかしてこれが陣痛?と思い、ダウンロードしていた陣痛アプリを起動し計測をする。
でも、まだ痛みが起きる間隔もまばら且つ10分以上だから今病院行っても帰されるだけと思い耐える事に。徐々に徐々に感覚が短くなっていくので朝方、病院へ電話をした。

「あの……陣痛が来ているみたいなんです」
「何分間隔ですか?痛みは耐えられますか?」
「7分から10分です。痛みはまだ耐えられます」
「それですと、前駆陣痛で痛みが遠のく可能性もありますね。痛みの間隔が短くなるもしくは痛みが強くなって来たらまた電話して下さい」
「はい、分かりました」

予想通り、まだ自宅待機か。まあこれも想定内だ。
私は入院セットの中身を確認し、いつ何があっても良い様に準備をした。
夜中は定期的に痛みで起こされて寝不足だったけども、昼間は結構痛みが引き割とぐっすり睡眠を取ったりご飯を食べる事ができた。
体力をつけよと旦那がお弁当を買って来てくれ、それもぺろりと食べられる位。
暇だったので捕獲したポケモンを整理していた。まだ数が足りなくてポッポリレーが出来ない。ちくしょう。
この様子だと1週間くらい痛みがまばらに続くのかなとネットの情報を見ながら絶望的になった。

しかし、その日の夜1時頃またあの痛みが定期的に襲ってきた。
陣痛アプリを起動し経過を観察すると7分、5分、3分、6分と明らかに間の時間が狭くなってる。

深夜3時、痛みも段々強くなって来た。
私は意を決して病院へ電話をする。

「あの、今朝電話をしたものですが陣痛の間隔が5分以内で痛みも強くなってる気がします」
「そうですか……では病院へ来て下さい」

ついにGoが入った。私はとなりでぐーすか寝ている旦那を揺すり起こした。
その日が月曜だけど関係ないしょうがない。

「ん……どうした?」
「陣痛の間隔が短くなってきたの、病院に電話したらきてくださいってさ」
「俺何すれば良い!?」
「とりあえずタクシー呼んで!!」
「分かった。それにしてもなんて迷惑な時間にw」

そう言ってくれるな、パパよ。

私は陣痛が来る度に四つん這いになって痛みを逃しながらタクシーを待ちつつ陣痛の合間に着替えた。
不思議なのは陣痛が来たときは立っていられないくらい辛いのに、痛みの合間はご飯も食べられるしシャワーも平気。もちろん普通に喋れる。
普段の生理痛は断続的に痛みが続くのでまだましだと私は思った。

タクシーの中、旦那と談笑、陣痛で悶え苦しむを繰り返した。
四つん這いになれないから辛い。

病院に着いた。
夜間なので救急入り口みたいなところで名字を名乗ったが何を聞き間違えたのか「そんな人知らないねー」とのんきな声で言われた。
分かりやすく言うと佐藤なのに佐郷と言われるレベルの間違い方をされた。
容赦なく押し寄せる痛みの波。
そんなのどう考えてもニアピンで合ってるんだからどうでも良いから早く病院へ通せ。
こっちは腹が痛いんじゃゴラ。

 この痛み、さすがに子宮口4、5cmは行ってるでしょと期待を込めつつ、中にいるベビーに「打ち合わせ通りするっぽんと生まれるんだよ」と声を掛けNST検査と内診を行う。

「子宮口2cm、痛みもまだまだ弱いから時間かかるかもねー」
え、本陣痛これよりもっと痛いの?耐えられるの?
というか家に帰されない?大丈夫?

「GBSの陽性が出ていて、点滴する必要があるからこのまま入院しましょう」
「ああ、良かった……」
とりあえず帰されずに済んだ。それだけでも良かった。
しかし、面会時間外だから旦那は帰されてしまい病院の中で孤独に痛みとの戦いが始まった。

助産師さんから今の段階でいきんでしまうと赤ちゃんが苦しくなってしまい出てくる時に力が発揮出来ないと痛いのにリラックスせよという無茶ぶりを言われる。
教えてもらった痛みの逃し方は、

・痛みが始まったら花から息をゆっくり吸って口から吐く。
 吐くときの口は口笛を吹く形にする。
・目は絶対につぶってはいけない。つぶると力が入っちゃうらしい
・視点は泳がずに一点を定める。
・拳はにぎらずパーの状態に。指先から痛みが逃げていくイメージを持つ。
・あぐらをかいて両膝を両手で下に押す。子宮口を開くイメージ。
 ※イメージ。男性の画像しか無くすみません;

それにしてもお腹が空いた……
時刻は早朝の8時手前。
夜ご飯を前日の20時に食べたきりなのでお腹の虫がぐーぐー鳴っている。
病院の朝食は8時なので、旦那に貰ったプリッツを食べるのも時間的に微妙だな。
そんな事を思っていると看護師さんが病室に入って来た。

「また痛みの度合いを見るのでNST検査を行います。陣痛室へ来て下さい」
「え、あ……はい……」

あれ、朝食は?私はその言葉を飲んで素直に看護師に従った。
入った部屋は和室。
そこでお腹にペタペタ器具をつけられ、赤ちゃんの心音をはかりながら陣痛との仁義なき戦いをする。
助産師さんが入ってくる度に陣痛逃しの指導をしてくれるだがそれよりも飯をくれマジで。

お預け状態、放置状態で気付いたら10時に。
ようやく部屋に戻され朝飯が運ばれて来る。
食パン、スープ、副菜、牛乳とよくある病院食なのだが空腹という最高のスパイスも兼ね揃い素晴らしいご馳走に感じた。

その後また放置され陣痛との戦いを行っていると痛みに変化が現れ始めた。
生理痛の2割減から生理痛並に。更に吐き気も加わる。
そして時刻は昼の12時。
時間きっかりにお昼ご飯がきた。
さっき10時に朝ご飯食べたし陣痛で気持ち悪く多分食べたら吐くなと思い一切手を付けられなかった。

助産師さんがやって来て一切手を付けていないところを見て一旦下げてくれた。
何度も上に書いた陣痛の逃し方を根絶丁寧に教えてくれるのだが私は痛みで意識が朦朧としながら聞いていた。

再び陣痛室に連れて行かれる。
時刻は昼の12時。

「あの……旦那をいつ呼べば良いでしょうか?いつ生まれますか?」

赤ちゃん次第なので愚問と思いつつ私は助産師さんに聞いた。

「うーん、何とも言えないね。でも、辛い陣痛を一緒過ごすのも立会い出産の醍醐味だよ」

私は短い陣痛の合間を塗って旦那にLINEをした。

"来れそうだったら来て欲しい"
"分かった"

台風が丁度近づき、陣痛室の窓には雨風が打ち付けられる音が響いた。



つづく


茶木
















2016年9月1日木曜日

実家に帰ったら弟が警察署で途方にくれていた




こんにちは、茶木です。

とある土曜日、実家に用があり久々に戻りました。
丁度昼頃だったので母親をランチに誘おうと電話をしたところ忙しい(多分パチンコ)ということで断られた。

じゃあ弟を誘ってみるかとLINEをして見ると、なぜか電話がかかって来た。
まだ電車に乗っていたので出ず、地元の駅に降りたところで掛け直してみるとすごく元気の無い声でもにょもにょ言っていた。

何度か聞き返すとどうやら交番にいるらしい。
どういうことだ。

何をやらかしたんだろうと不安な気持ちで向かうとよれよれのスーツ姿で項垂れている弟と説教している警察官がいた。
手には荷物が無い。

瞬時に状況を察した私は仁王立ちで交番の入り口にたつ。
すると、私を不審人物だと思ったのか別の警察官が物々しい雰囲気で奥からやって来た。

瞬時に「姉です」と言う。

状況を聞くと、前日に飲み始発電車に乗ったところ寝てしまい何往復か終点を行き来し、午前10時ぐらいに気付いたら、荷物が全て無くなっていて残されたのは胸ポケットに入れていた携帯電話だけだったと言う。

やっぱりかと私は怒り心頭。

警察官も弟にフォローを入れる位、説教しました。
紛失届けを出した後、とりあえず飯食うぞと大戸屋へ入った。

聞くと鞄には財布だけではなく会社の社外秘の書類が入っていたそうだ。
その頃丁度、会社の情報セキュリティ委員会に所属していた私はそれを聞いて冷や汗を流す。

その頃は丁度、会社で情報セキュリティに関する仕事に携わっていて紛失事故の対応を死ぬ程やってきました。
本当、管理職ほど重要情報を持っているのに意識の緩さが酷い会社でいつ大問題になるか毎日ヒヤヒヤしてました。




良く分からない方のために説明しましょう。
例えば会社の鞄に以下のものが入っていたとします。

 「スマートフォン」
 「会社貸与のパソコン」
 「社外秘書類」
 「取引先名刺」

社外秘情報盛りだくさんです。
その状態で取引先と会食をし、2次会、3次会、4次会と午前様になるとします。

当然ながら飲まされ記憶を無くし気付いたら家で、服のポケットに入れていた個人携帯と財布しかありません。
これを書いているだけでもフルコンボ過ぎて震えが止まりません。

二日酔いで休日だし、報告は月曜日にしよう。

そう思って放置すると仕事の速い情報屋は月曜日には名簿屋なんかにパソコンやスマートフォンの中に入っていた個人情報を売りさばいていたり、社外秘書類をネタに会社へ脅迫電話をかけたり行動を起こします。

その頃になって誰だ情報を漏らしたのは!という騒ぎになります。
会社は数百億の損害、無くした本人はクビで済めば良い方で下手したら損害の一部を払わされる可能性もあります。

ああ、早めに連絡をしておけばパソコン、スマートフォンと言った電子データだけでもロックをかけて情報が流れない様に出来たのに。。。
と思っても後の祭り。

弟の話に戻りましょう。
こんな事を大戸屋でクドクド話して会社に早く連絡しなよと念を押すが、愚弟は理解していないようで「見つかれば良いんだろ」という姿勢。

いや、だから現場で働いてる姉ちゃんの意見ちゃんと聞こうよ。

終いには帰りにこれから友達と遊ぶから3万円貸してとか言いやがった。
もちろん「死ね」と言って断ったさ。

結局、会社に無くした事を連絡してその後、駅の落とし物預かり所で見つかったみたいです。
取られていたのはお金だけで社外秘の書類は無事だったとのこと。

とりあえずはホッとしたけど同じ様な事をその後も何度も繰り返している。

本当、アホの弟を持つと苦労させられます。



茶木




2016年8月1日月曜日

7万2千円の物件に引越し!しかしあらゆるものが壊れていた。




こんばんは、茶木です。

先日引越しをしました。
理由は新しく迎えるベイビーに備えて広い部屋が欲しかったのと家賃を下げたかったと言うのがあります。

ちなみに引越し前の間取りが1DKで広さが35㎡。家賃が10万円(LAN代込み)
新生児は夜泣きがすごいのでこのままだと旦那が寝不足になって頭痛が発祥してしまうと言う事で真剣に家を探す事にしました。

8万五千円以下でないと引越しする意味が無いよねという話になり、そこを基準に探す事に。
しかし、引越し前と同じエリアで駅から徒歩10分以内で探したところ、築40年以上のものしか無い。

でも、リノベーションしてるでしょうという希望的観測のもと見て見るが、設備はボロく変な匂いもして10分いるだけで頭が痛くなってきました。
到底住めそうに無い家です……



半ば諦めていたところ、視点を変えていますんでいるエリアから遥か西の方で探すのはどうかと思い立つ。
SUMOのアプリで検索すると築年数浅め且つ駅10分圏内で結構見つかった。

しかも旦那の職場が近い!
私はもう数ヶ月で産休に入るところだったので、まあちょっと我慢すればええかと東のエリアで内見する事に決定。

いざ内見すると、西のエリアで内見したものよりも遥かにいい物件が出てきて全部良く見えてしまったw
夫婦で不動産屋に何度も何度もその事を言っちゃいました。

結局、2DK、39㎡、7万2千円という安い!広い!物件に出会えました!
しかも、かなりリノベーションされていてカラーモニター付きインターホン、自動給湯器付き風呂、新しそうな洗面所と台所の蛇口。

所々昭和感があるのは目をつぶりここに決めました。変な匂いもしないし 笑

しかし、引越し当日ガス開通の業者さんが家に来た時ある事実が分かりました。

なんと、自動給湯器が壊れていて温度が変えられない事が分かりました。

それだけではなく、和室の電球と言うか電気器具が全体的に無い…
壁にスイッチはついてたので電気は通るはずなのに。

さらに、トイレの壁から水が湧き出る。どういうことだ。
結局これは原因不明と言う事で様子見になりましたが……

最後にクーラーをつけるととてつもなくカビクサい…
これでは赤ちゃんに悪影響だと掃除業者に頼む事にしました。

これら全て大家さんに相談し、修理や取り付け、清掃をしてもらいました。
引越し早々クレーマーみたいで嫌だなと思いつつ、我々が入居する前に直しとけやとも思いました。

築30年なので一気にがたが来る時期なのだろうとは思うけど…

特に大家さんともめる事なく全て対応してもらっているので良かったです。

今は文句なしに快適に過ごせてます。
広い部屋って良いわ〜〜

住処は妥協しないに限る。


茶木










2016年7月2日土曜日

便秘は危険




こんばんは、茶木です。

つい先ほど死線を彷徨い生還してまいりました。
忘れぬうちに自分への戒めとして書きたいと思います。






※汚い話をノンカットで書き綴ります。お食事前のお方は読むのをお控え下さい。※


妊娠と言えば膨らむお腹に腸が圧迫され"便秘"の症状がよくあると言われています。
しかし私はそれとは全く無縁で毎日快便で過ごしていました。

積極的に食物繊維を摂取し、水分補給しウォーキングしている成果が出ているのだろうと思っていました。
もちろん検診でも「便秘無いです」と自信満々に回答をしていました。

妊娠8ヶ月が経過しようとしている最中、私はある体の異変に気付きました。

まとまった便がここ5日程出ていない。

でも、出ているんです。ちょろちょろと。
ビー玉みたいなサイズのものからインゲンサイズのものまで。

だから便秘ではないだろうと普通に3食しっかり食べていました。

そして今日の夕方、旦那は飲み会。
だからちょっと早めだけど家の近くにあるずっと気になってた蕎麦屋で天ぷら蕎麦を頼みました。

もちろん、蕎麦はたっぷり天ぷらもえび、さつまいも、かぼちゃ、たまねぎ、まいたけ、ししとうと盛りだくさん。
それを一心不乱につゆにつけて食べる。食べる。食べる。
買い物を済ませ家へ帰るとまず入ったのがお風呂。

そして少し体を休め、PS3をつけドラゴンクエストヒーローズ2をやり始めます。
丁度、ゴールドマンを倒そうとラオ荒野へ向かった時、どうもお尻のあたりに違和感がきました。

多分便意……だろうけど出そうになさそう。
私はもっと引きつけてからトイレへ向かおうと思いました。

しかし、急に痛みのボルテージがマックスに。
私は急いでトイレへ駆け込み便座へ座りました。

しかし、一向に出てこない。
お腹にいる赤ちゃんを気にしつつ力む。しかし出ない。

すると、胃が段々とよじれ始めました。これは吐き気だ。
しかもかつて無いくらい猛烈な吐き気だ。

私は迷いました。
上からか下からか。どっちで出す様に体制を整えれば良いんだよと……

下の方は一旦出なさそうだったから便座の前に顔をポジショニングし受け入れ態勢を整えました。
しかし、吐こうといくら頑張っても空気しか出てこない。

元々吐くのが苦手な私はお酒を飲み過ぎたときでも吐けない。
どうすることも出来なく、とりあえず治まったから一旦リビングへ戻りお尻を出した状態で横たわりました。

再度やって来るお腹の痛みと吐き気。またトイレへリターン。
しかしながらどっちも出てくれないからもがく。

上へ下へとポジションを変えながらもがく。

ふと思った。もしかしてこれ、早産ってやつ?
お腹を触って見るとちょっと張っているような……
 痛みと吐き気も波があるし。

でも、感覚的に便が原因なきもする。
私は携帯を持ち「便秘 吐き気」と検索してみました。
出た。どうやら便秘が酷くなりすぎると口から出そうと体は動くみたいです。
早産は痛みこそあれど吐き気は聞いた事無い。

一旦便秘と仮定し、頑張って下から出す事にしました。
1分間隔で来る痛みと吐き気の波。

私はその波が来る度に体を右へ左へ時には吐く体制をしてもがき続けました。
体には脂汗がにじみ出てきました。せっかくお風呂に入ったのに台無しです。

時間を見るともがき始めてすでに20分はたっていたと思います。
先の見えない戦いが私を苦しめる。

果たしてこれは本当に便秘なのか。
頑張って出したところで痛みと吐き気は消え去るのか。
こんなに踏ん張って赤ちゃん大丈夫なのか。
 
色々な事が頭をよぎります。
かつて無いくらい酷い痛みと吐き気の波が来る度に私は「助けて」と一人叫んでいました。

飲み会中の旦那に電話をして助けを呼ぼうかと思ったけど便秘の場合来たところで何も出来ないしきっとこの姿をみて笑われる……
戦って戦って無理そうだったら呼ぶことにしました。

そこから更に10分が経過した頃、一筋の光が見えました。
ちょろっとモンキーバナナサイズの便が出たのです。

そこで痛みの波が一瞬終わる。お腹がギュルと鳴り、消化した食べ物を腸へ流している感じがしました。吐き気が同時に治まる。そうか、やはり原因は便か。
確信をもつと私は次の波とともに思いきり踏ん張ります。

さすがに女性なので具体的な音の表現は差し控えさせて頂きますが、出切った頃にはバブルスライム並みの緩い便がトイレに広がっていました。
水分も一緒に出ていたと思います。

そしてほどなくしてお腹がギュルギュルとなり、胃のものが下へ押しやられていきました。
苦しかったお腹が軽くなった気がします。

しばらく私は放心状態になりこの戦いは本当に終結したのか確認する意味でもその場を動きませんでした。
汗が冷えお腹が冷たくなった頃、私はお尻を軽く拭きトイレを流し来ていたパジャマを全て選択かごへ投げ入れお風呂に再度入ったのでした。

改めて調べて見ると便秘は本当に危険で亡くなってしまう方もいらっしゃる見たいですね。
出ないときは出るまで食べない。これが鉄則出そうです。

まだまだ出産まで2ヶ月はあります。
本当今度から気をつけよう……

追記
お風呂に入った直後、体重を量っていたので便が出た後再度量ってみた。
なんと、0.8Kgも減っていた。
どれだけ詰まってたんだ。



茶木





2016年6月24日金曜日

Soft Bank光はそんなに悪くない!


こんばんは、茶木です。
つい先月程前に引越しをしました。

家族がこれから増えるので手狭になって来たのと家賃を下げたいというのが理由です。
引越しするにあたり色々手続きをしたのですが、その中でも今日はネット回線に関するお話をします。

今までマンションの壁にコネクタがありそこから直接LANケーブルを挿せばネットが使えました。
はい、回線業者ともプロバイダとも契約せず楽に繋いでました。

我が家では無線LANルータを自分の目で見て買って成功した例でご紹介したルーターちゃんを使い無線を飛ばしてました。

引越し先はそんなハイテクなブツは無い、そもそも回線来てるのか?
と疑ってしまう程の物件(と言っても築26年)なので念のため不動産業者に心配事を伝えました。

すると、物件で回線が通っているか調べてくれる業者に連絡先と住所を伝えれば後で連絡が来るということで個人情報を渡す事に。
その数時間後に旦那の携帯に業者から連絡が来た。

ある程度話した後に「分かる人に代わります」と言って私が出る事に。
旦那は営業やお金や数字の事には強いけどITの事になるとてんでだめなんです。

話を聞くといつの間にかSoft Bank光はどうですかという流れになっていた。
旦那がさっき「絶対回線の営業来るよ」と呟いていたのを思い出し、さすが営業と思った。

話を聞くと引越し先の物件で開通している回線の中で安いのがSoft Bank光、月々税抜き3,800円、プロバイダ・回線業者をかねているそうで請求先も一つ。
旦那にも相談してこの値段は安いとのと一つになってて面倒じゃない!という意見で特に疑問を感じなく決定。
 
ただ一つ、最初に着く5個くらいのオプションを1ヶ月以内に外さないと3800円じゃ済まなくなると言うのだけ心にとめておいてください。
と営業に言われ、開通直後にオプション解約してやろうと心に決意する。

1週間後、ONUが家に届く。
引越し前の現住所へ届くと言うことはこれも自分で設定するということか。

営業から立会い工事は不要と聞いていたけど…壁に光回線挿すのも自分なのかなと少し焦る。

更に1週間後、引越し当日。BBユニットなるものが届く。
当日かよ!と旦那キレる。

引越しも落ち着きさて回線を繋げようかと一つずつ説明書を読む。
まず壁から光回線の線が出てた事に安堵する。

目で直視するとやられるらしいので接続面を見ない様手探りで挿していく。
そしてBBユニットが届いたら使わなきゃならないみたいなので設置。

おお、MACアドレスで端末制御も出来るのかと感動して家にある5台の端末を地道に登録していく。
そしていざ、オプションを外すためにSoft Bankへ電話。

「BB マルシェ by 大地を守る会」とかいう何がどうネット回線と関わってるのかよく分からないオプションも容赦なく解約。

 「Wi-Fiマルチパック」というオプションを解約しようとしたとき、事件は起こった。

「BBユニットを返却する必要がありますよ?」と受付のお姉さんはのたまう。
「え、家に無線ルーターあるのでそれ使っても良いんですか?」
「はい、ちなみにBBユニットのレンタル代が別途かかった状態になります」

私は頭がまっちろになりました。
BBユニットでSSIDやMACアドレス設定していた時間マジ返してくれ。

結局綺麗に配線、接続したBBユニットを取り外し、お蔵入りしかけていたプラネックスちゃん無事復活。
BBユニットはSoft Bankから送られて来た元払いヤマト伝票を貼付け送り返してやりました。

うかうかしていたら無駄金を払っていたところだった…あぶない。あぶない。
受付のお姉さんに何度もこれで毎月の支払う額は3800円(税抜)ですよね、と確認をしたので後は引き落とし金額を確認して安心するのみ。

ところで最近、Soft Bank光の口コミを暇つぶしに見ていたらその悪評ぶりにたまげてしまいました。

入る前に確認!!ソフトバンク光の評判・口コミが悪すぎる!!

他社が評判下げるために広めてるんじゃないか?と疑ってしまうくらいの悪評ぶりです。

個人的には1ヶ月使ってみてそんなに酷くないと思うんだけどな……

回線速度も無線で下り70Mbpsでているし。
3台youtube、1台自動Web巡回ツール稼働、1台ネットサーフィンと言う状況でも!!

0.2Mbpsって……設定どこかで間違えてるんじゃないのかなと疑ってしまうレベル

いやいやでも、料金は他社と負けないくらい安いはず!
Soft Bankさん自身もって!!

と思い数年前に一人暮らししていた時の家計簿をみたところ、BIGLOBEで3,793円……
あらーーーーー

回線選びは慎重にと思った1件でした。
でも全然快適だよ!


茶木






2016年3月12日土曜日

IT担当者のぼやき

 


こんにちは。茶木です。
私は職業柄、IT機器に触れる事が多いです。
「IT機器」と一言で言っても多種多様のものがあります。

パソコン、キーボード、マウス、モニタ等なじみのあるものから
サーバ、ルータ、ONU、スイッチ、ファイアウォール等、一般人からすると何じゃそりゃと思うものばかり。

と言う具合に種類も多いのである程度精通した人間もそれくらい必要な訳で、
社内のIT担当である私の部署にもちょっとしたグレードがあります。

まず、IT初心者が修行として担当するものはなじみ深いパソコン、キーボード、マウス、モニタの管理・設定など。
徐々にグレードがあがっていくとサーバ、ルータや会社の重要機器に触れていくのです。

なぜグレードが上がらないとそこに触れられないのかと言うと、ボタン一つで社員1万人が数時間…酷い時には数ヶ月影響の出るシステムダウンに繋がるからです。
簡単に説明すると、よく社内で使われる共有フォルダ、あれが数ヶ月使えなくなってしまうのです。

社員1万人もいれば使えない事に気付いて問い合わせしてくる人も多く想像するだけで血の気が引きますorz

なので、全社的に影響の無いパソコンで最初修行してもらい、知識が身に付いて来たら徐々にシフトしていくのです。(もちろん会社によりますが)
サーバもパソコンと大体作りは似ているので、培った知識が役に立つのです。

 なぜこんな話しをしたのかというと、私も長年IT担当をやっていてグレードが上がり重要機器に触れる様になってしまいました。
それはそれで給料も上がって嬉しい事なのですが、

ボタン一つの重圧…
おしたあとの心臓を握られる様な感覚…
いくら事前準備をしても不測の事態が起きて責められる恐怖…

それに毎日おびえていて、 ふとパソコン管理をしていた頃がとても懐かしくなります。

あの時は原因不明のエラーがあってもバックリした説明をしてパソコン変えるだけでおさまったのになー(酷

重要機器を扱うIT担当者はシステムダウンしない様に毎日頑張っているのに誰も気付かず、あの人何やってるんだろうと言う始末。

ダウンしたらしたで会社の役員・社長から叱責を受けます。

なんて損な仕事なんだー

正直、みんなの笑顔をみれればそれで言いと言う神様思考な人か超ど級のマゾがこの業種に向いているかもしれません。

転職でIT担当を検討している人が少しでも参考になればと思います。






茶木


2016年3月4日金曜日

採血 血管が出てこないと言われたあなたへ……

 


こんばんは、茶木です。

過去に薬漬け生活からの脱却でも書いた通り、採血にちょっとしたトラウマがあります。

始まりは地元の小児科の先生。

私は昔からアレルギー体質と言う事もあり、検査目的で定期的に採血を行っていた。

「よし、今日は僕がやりましょう」

その言葉に嫌な予感がぷんぷんした。
地元の小児科のお医者さんはいつも採血する時に、看護師さんにお願いしていたので、明かに普段から採血慣れはしていなかったと予想できる。

左腕をまくり、二の腕辺りをゴムで縛りアルコールを塗る。

「はい、ちくっとするよー」

宣言通りチクッとした痛みと共に針が体の中へ刺さっていく。

「あれ、出てこないな」

注射器のポンプをいくら引っ張っても私の血は一滴も出てこなかった。
嫌な予感が的中した。

お医者さんは躊躇無く針を更に奥へと進める。
痛みとその光景に私の顔がゆがむ。

血は注射器に入っていったがこの経験は私の心に深くトラウマを植え付けた。






更に追い討ちをかけたのは薬漬け生活からの脱却で書いた採血。
信濃町にある某有名な大学病院の初診であったできごとだ。

大学病院という特徴からか採血情には5,6人の看護師が並び中には学生と思しき若い人がいた。

終わったブースから徐々に番号を呼ばれていくのだが、また嫌な予感がした。

私が座った待合室の椅子の丁度目の前にいたのが男子学生らしき看護師が丁度採血をしているところだった。
患者は顔をそらし、徐々に顔を痛みで歪ませていった。

あいつは絶対やばい。誰がみてもそう思っただろう。

そこから私はあいつだけはやめて、あいつだけはやめてと心の中で願い続けた。

しかし、その願いもむなしく、私は男子学生のブースに呼ばれてしまったのだ……

左腕をまくる、二の腕を縛る、アルコールを塗る……
一つ一つの行程にびびる。

いよいよ針が腕に刺さる、、、やはり血は出ない。
恐怖におびえる私にこの学生はあろうごとか針を刺したまま右へ、左へとくゆらせ血管を探し始めた。
いたいいたいいたい………
声に出す変わりに私は今まで見せた事が無い位顔が歪んでいたと思う。

無事に血は取れたがもう二度とこんなところ来るかと心に誓いました。


三度目のトラウマはつい数ヶ月前の出来事。

昨日書いた記事妊娠しました②-持病との付き合い方-で起きた出来事

あらかじめ看護師さんに私採血し辛い体質みたいなんですと宣言しておいて、いざゆかん。

最初、ちょっとずつではあるが血が出ていた。
しかし途中からポンプをいくら引っ張っても出てくれない。
あまりにも力一杯引っ張るので針がぶれる………
痛い。。。。

思わず顔を歪ませると看護師さんの顔も歪む。
おいおいおいおいおい、いたいのはこっちなんだよちゃんとしてくれよ。

あまりにも痛くて制止を求めあえなく採血断念。

今度は右でやってみようと提案されるが右に関しては全くでない。

ベテラン看護師が最後に左もう一回やらせてと言うので最初に刺した場所とは別のところに刺すが出ない………
 親指の付け根にある血管でやれば一発なんだけどね、痛いけど。
と直後にいわれ本当殴りたくなった………

何回も刺したので血管が収縮しているらしく、お医者さんの判断で今日は断念する事にしました。
3回も刺したのに……

あとになって調べてみたら採血出来ない、血管が逃げてしまう原因は主に↓の事が原因みたいです。
・看護師さんにプレッシャーを与えてしまう
・腕周りが冷えていて血管が浮き上がらない
・採血される本人が緊張している
確かに私はやる前に採血し辛い体質と宣言してしまい、かつ採血中はさされる部分を凝視していました。
さらに私が行った時間はお昼前で朝ご飯を食べていない状態だったので体温は下がりに下がっていたと思います。

また、数々のトラウマを植え付けられた事からかなり緊張状態にあったと思います。
実際に会社の健康診断で採血される際はやり慣れている人だろうという安心感から毎回スムーズに行われます。

気を取り直して1ヶ月後同じ内科へ足を運びました。
お医者さんは採血を見送ったのは数十年ぶりだったそうでものすごく悔しがってました。

「先生、今日私行けます。万全に準備してきました」

と宣言し、レッツチャレンジ。

この日は午後、お昼もしっかり食べ且つ運動(選択物干し)をし、さらに私は顔を注射器から目をそらしました。

お医者さんからは無事取れたよと歓喜の声。

私みたいに採血に毎回悩まれている方、ぜひ参考にしてみて下さい。



茶木



2016年3月3日木曜日

妊娠しました②-持病との付き合い方-




こんばんは、茶木です。

過去に書いた薬漬け生活からの脱却にも書いた通り、私は0歳の時から喘息で毎日、キプレス・アレジオン・アドエア・エリザスと、抗アレルギー剤を飲んでいました。

妊娠が分かりまず心配したのはこのこと。

産婦人科の医者にその事を相談したら、内科に行って相談してくれと言われた。

ここで意外だったのが、よくネットで検索をすると妊婦が風邪や喘息にかかったとき、産婦人科に相談せよと出るんだけど、正直産婦人科の先生は詳しくないのではと思った。

もちろん医者によって違いはあると思うが、妊娠して2カ所の産婦人科に行ってみて肌で感じた。

家の近くにオススメの内科は無いか尋ねてみたところ紹介状付きで教えてくれた。
なんてありがたい!




早速その足で内科へ向かう。

最近珍しい目を見ながら話してくれるお医者さんだった。

過去の経緯を全てお話したところ、とりあえず内服薬であるキプレス・アレジオンは止め、 吸入薬であるアドエア100から250へ上げ、エリザスは継続という結論に至った。

そして今後の治療のために情報が欲しいと言う事で呼吸の検査や採血を行った。
採血に関してちょっとしたトラブルがあったがその話しは別で書こうと思うw

ちょっとだけ話すと、針を3回刺したにも関わらず血が全く出ず見送りになった。。。
なんて日だ……


以前、試しにアレジオン抜きをしてみたら2週間たらずで全身にかゆみが出たのだが、今現在断って2ヶ月ちょっと。
全く出ていない。なーんだ、そんな心配する必要なかったのかと言う感想。

皮膚が腫れ上がる覚悟をしていたのだけど、結局何も出ず。
後日採血した結果もアレルギー数値は思ったより高くなかった。

原因を色々考えてみたら、私は実家にいた時悲惨な環境だったのだ。
というのも、母が家事を全然やらない人で家の中はものが腐った匂いやホコリの匂いが充満し、私の部屋は激しい結露で発生したカビで埋もれていた。

そこから一人暮らし、旦那と二人暮らしとステージを進めるにつれ、自分で掃除をこまめにする様になったり、積極的に手作り料理を食べるという変化があった。
結果、風邪をひいたり喘息になる回数が減って来た。

結局アレルギーって環境に依存するのかなと27年行きて来て改めて気付きました。
遅い、遅すぎるよ。今まで色々諦めて来てた事を返して下さい。

アレルギーや喘息持ちの子を持つお母さん方、ぜひとも掃除はこまめにやってあげて下さい。
子供は掃除していない環境があたり前の事と思ってしまい自ら掃除するという考えにはなりません。

掃除機は出来れば毎日、少なくとも週一回はかけてあげて下さいね。


我が家で使っているダイソン。
旦那のお母様からの頂き物で過去ゴキブリを吸い込んだところサイクロン部分で粉々に粉砕したという曰く付きのものw

もちろん速攻ゴミをすて、ゴキジェットを5回ほど吸わせましたよ;;;;;


茶木

2016年2月27日土曜日

無線LANルータを自分の目で見て買って成功した例



こんにちは、茶木です。
珍しく昨日に引き続き記事を書いています。

ブログの副題にIT女子と書きつつ、ITの事あんまり書いていなかったのでたまには書こうと思います。
今日の主人公は無線LANルータ。

知らない人からすると何のこっちゃだと思いますが、簡単に言うと無線飛ばすやつです。

2013年夏頃、初一人暮らしの引っ越しを機に無線化しようと決意し、LABIへ行きました。
何故無線化が必要かというと愛用しているMacBookAirはケーブルをさす場所が無く、iPhoneも回線速度の早い無線がいいと思ったからです。

ここ数年のノートパソコンは薄さを追求した結果、ケーブルさす場所を滅しているものが多いので同じ様な理由で無線デビューする方も多いのではないでしょうか。

まず最初に見たのが定番バッファロー。
家庭用から中小企業まで、ハードディスク、NAS、ルータと言えばバッファロー。
と言うくらいなじみ深いメーカーなので、まず始めにそれを見に行きました。

しかし、個人的にバッファローは好かんのです。
なぜなら、何度も初期不良に悩まされる先輩達を横目で見て来たからです。
設定してみて初期不良でしたと分かった瞬間の何たる絶望感、、、、
そしてその度に交換手配をさせられる当時購買担当だった私。。。
あの時の不毛な時間を返せ。

あと難点なのが値段が家庭用にしては高目。 そしてごつい。
うちで買うにはちとハードルが高い様に思えました。
当時みていたのはこんな感じの製品。



私には無線に関するちょっとしたこだわりがありました。
・5GHz対応していること
・Mbpsの数値がある程度高いこと
 ※500Mbpsあれば嬉しい

5GHzというのは、簡単に言うと太く短い道路。コンクリート等の障害物には弱いが強力。
Mbpsは回線速度。これが高ければ高い程、動画をストレス無くみれる。

私は普段、Youtubeをみまくり複数の端末(PC・iPhone・Kindle)の使い手、 時には同時に動画をみる事もあるのでとにかく障害物に弱くても良いから強い電波が欲しかった。

と言う事でいろいろ探して購入したのがこれ。



Planexちゃん。
私の理想の条件が揃っているだけではなくコンパクトで可愛い!そして安い!!

旦那と結婚して今の家にお引っ越ししたあとでも、iPhone2台(旦那・私)、PC4台(MacBookAir, Mac mini, Windows2台) の計6台の同時接続に耐えております!
すごいぞPlanexちゃん!

初期設定もイージーモードとハードモードが選択でき、画面も今風でかわいい!
上級者向けのステルス設定やSSIDのID/PW設定も簡単に出来ました。素敵!

実はちょっとこの辺の分野が苦手な私でも出来たので、気分はすっかりネットワークエンジニア。
※得意分野はWindowsサーバ管理・運用。

バッファローのあのメニューの多さにうんざりしていたのでこれは助かりますねー。

3年経った今でも色あせないクオリティ、本当にPnalexを選んでみて良かったです。
私の目に狂いは無かった(笑

改めてユーザーレビューを見ると企業用にも入れているところがぽつぽつ散見されました。
今度お客さんに提案するとき比較対象にいれてみようかな〜

皆様も、メーカーのブランド力に頼らず自分の目でみてIT家電を選んでみて下さい。





茶木







2016年2月26日金曜日

妊娠しました①-発覚-

こんばんは、茶木です。

結婚式が終わり数ヶ月、早くも新しい家族がスタンバイしました。





異変に気付いたのは今年の1月。
ブラジャーが妙にきついと感じ、旦那と一緒に少し遅めのクリスマスプレゼントとして買いにいきました。

サイズを調べてもらうとなんとFカップ。。。
Dカップで10年以上やって来たのにこれはおかしい。

私は生理予定日一週間後になるのを待ち、残っていた妊娠検査薬を使いました。


くっきり出てるやんけ2本線。

私は旦那に速攻電話し、報告しました。
(今思えばもうちょっとサプライズすれば良かったなと。)

お互いパパだねーママだねー頑張ってお金貯めようねー
等とうきうきしていました。
私はなんだか感動してちょっと泣きそうになりました。

それもつかの間、私は焦りました。
妊娠して長くても1ヶ月はたっているはず。
その間私は、風邪&喘息で薬を飲みまくり、生牡蠣を食べ、ボルダリングをし、クリスマスにモエ・エ・シャンドンを一人で1本空け、年末年始はビールを飲みました。




これこれ。超美味しかった。

即、妊娠に気付く前に色々やったのに大丈夫なのだろうかとネットで調べまくりました。

この期間はどうやら胎児の成長には悪影響は無い、と言う事が分かりひとまず安心。
これからはちゃんと気をつけようと決心。

数日後、病院へ行きいつ頃孕んだのか、いつ生まれるのかと調べました。

孕んだ日はなんと、式当日。
確かにあの日、式が終わったからという記念で中で出してました。

その後何度か中に出し、いつか出来れば良いと言う感覚でいいよねー
と話してたのにまさか最初一発でできるとは、改めてびっくりしました。

敬意を持って旦那に"一発男"という称号をあげようとおもいます
(なんか余りかっこよくないw

病院帰りに『妊すぐ』という雑誌を買い、マタニティライフが始まるのでした。



茶木